2013年3月19日火曜日

319の一言

前も言ったがな、五臓六腑(「五臓」とは、肝・心・脾・肺・腎を指す。「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦を指す。)は、悪くなっても痛まないな。だから、悪くなったときは手遅れ、となってしまうことが多いぞ。

つい先日もな、去年の人間ドッグで検査したときは悪い数値が出なかったのに、今年になって急激に悪化して、手術しなきゃいかんって言われた、という患者さんが来たぞ。

足を押してみたがな、これはあかんな。早く結果出してあげなくちゃな。そうなると、コリを取る、でなく、コリを砕く、ってやらなくちゃいかんからな。コリを砕くってのは痛いぞ。急いでやらなくちゃいかんから、治療もいつもよりも痛いな。特に「がん」ってなると、普通の人よりも痛みが強く出るな。こっちも「気」をぐっと強く出してやらなくちゃなんないから、かなり疲れるし、かぶるってのがあるな。

悪いのを善くするってのはな、自分も善くなって相手も善くなるってことは無いんだぞ。陰陽の本質から言えば、相手が善くしようとしたら、その悪い部分を自分が被る、それでも善くしてあげたい、そういう覚悟がないと、治すことなんかできないぞ。

普通、病院の検査で出ないと、皆、自分は大丈夫だ、健康だ、と思うな。当然だと思う。大きな病院のお医者さんからな、検査で出てないから安心だって言われればな、誰でもそう思うもんだな。だがな、病院の検査で出ちゃった、というときはな、あれほど言っても信じてなかった人たちが「先生、その通りでした。」って言ってくるぞ。

「もう手遅れだ」って言うんだがな(笑)、助かるものはな、助けたいな。

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