2013年6月21日金曜日

621 いちげんさん、お断りの理由

欲が深い人が増えると、せっかくの居心地の良い環境も荒らされてしまうことがあります。

欲が深い人は、「いやしさ」があります。そういう人は、秋山先生流に言えば、「ケチ」ということになります。「ケチな人」は、その人がお金をどれだけ持っているか、金額の多寡には関係ありません。

一言でいえば、ケチとは人間性なのです。

心が貧乏な人は、たとえお金を持っていても、ケチな人です。他人を豊かにしようとするのではなく、逆に奪いとろう、不幸にしてしまおうとするのです。成金でも その「いやしさ」 は、本当に醜いものです。

いわゆる「下品」というものです。

そんな下品な人と本物のお金持ちとはちょっと観では、わかりません。

初回ではわからないのです。でも、一度付き合えば大抵わかります。

だから、「いちげんさん、お断り」 があるんだよね。

どんな業界でも、プロ意識の高い職人がいます。そんな職人さんが精魂込めて創り上げると文化になりますね。

文化を荒らしちゃなんねえ。地域を荒らしちゃなんねえ。残念ながら、地域でも、ケチな地域もあります。だけど、いや、だからこそ、日本には 「いちげんさん、お断り」 があるんだよ。
 
紹介する側も、自分が紹介した人が、紹介先に迷惑をかけるような人だったら顔をつぶしてしまう。だからこそ、ふるまいも自制しつつお互いに成長できる出会いになる。

紹介する側、される側、お互いは年齢も性別も習慣も考え方も異なります。異なるからこそお互いを尊重できる関係を築いていきたい。そうした信頼から、新しい出会いが広がっていく。

クリック1つじゃないから不便かもしれません。でも、紹介ってシステムって悪くないのかも。紹介のほうが自然なんじゃないかなあと思います。

足つぼ治療庵も、患者さんの身体を扱います。常識ハズレの治療法も行なわれます。治療には、お互いの信頼が不可欠です。

私も、初めてのときはお弟子さんに紹介してもらってうかがったものの、秋山先生の治療は、他の診療所やマッサージとはまったく違っています。

すぐに施術が始まらないのです。

まずは、基本じっくり、じっくり話しをするところから始まります。1時間、2時間続く場合もあります。

私(本ブログ管理人)のときは、よほど信頼できないような顔をしていたからでしょうか(笑)?

夕方午後6時ごろに訪問して、そこから、話がはじまり2時間。いいかげん話終わりの頃「よし、晩飯食べてけ、酒呑んでけ」ってご馳走に。

そして、治療が始まったのは、なんと9時過ぎ。

びっくりです。

さらに治療後「もう遅いから今日は、風呂入ってけ。治療後は、すぐ休んだほうがいいから、そこに布団引いとくから、泊まってけ。」

なんといきなり一泊です。翌朝、朝食までご馳走になってしまいました。

お弟子さんに紹介してもらって、こうでしたから、紹介無しでこられる方は、きっと驚かれると思います。そして、「秋山流」のやり方を不快に思われる方もおられることでしょう。そうなると、互いに気分が善くないですよね。


瑞浪の治療庵には看板すらつけていません。紹介されないと治療庵が存在することすらわからないし、紹介されないと治療の予約もとれません。

それが、良いのか悪いのか。

基本、秋山先生は、先生のやり方で、治って欲しい、治したい、と願いながら施術してくれています。

そして、秋山先生のやり方「秋山流」に馴染めた患者さんのほうが、秋山先生のやり方が合っていて、治っていくんだと思います。

合わない方は、残念ながら、合いません。全員が全員、「秋山流」が合えば良いのですが、そんな全員と合うなんてことはありません。

合う人と誠実に向き合っていく、冗談言いながら、食事やお酒もたまには楽しみながら、お互いに善くなっていく。そんなやり方が合う方かどうか、それが、秋山先生のところが「いちげんさん、お断り」としている理由なんじゃないか、と思います。


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